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2007年11月 8日 (木)

本をお届けするということ

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先日、受けた電話は読者の方からカラーブックスのお問い合わせだった。
ご注文の本は残念ながらすでに絶版になっており、その旨をお伝えしたところたいへん残念がられた。なんでも昔からたいせつにしていた本をなくしてしまったらしい。こちらも申し訳なく電話を切った。

その後、気になったので、まさかとは思ったがインターネットオークションで調べてみたら、なんとそのカラーブックスが1冊だけ出品されているではないか! とにかく入札したら、うまくゲットできた。そして数日後、その本が届いた。初版で古いながらも状態もよく、きれいな本だった。

これも何かの縁だろう。お電話をいただいた方に「カラーブックスをたいせつにしていただいたお礼に」と連絡して差し上げることにした。まったく「ただ」というのも先方も気がひけるだろうと「当時の価格の切手代だけ送ってください」と書いて送った。

そうしたらその数日後、宅急便でお酒(写真)が届いた。そして郵便で切手が送られてきて、さらにお電話をいただいた。「本当に欲しい本で、もう手に入らないとあきらめていたからうれしかった」と言ってくださった。
きっと思い出や思い入れがたくさん詰まった1冊だったのだろう。

「花を売るということは、花のある生活を届けるということです」と昔、花屋さんから聞いてなるほどと思った。本を届けるということは、もちろん本そのものの価値もあるが、こういったその人にしかないその本の思い出を届けることにもなる。

これまで情報誌や雑誌などをおもに作ってきた私にとって、このことは保育社のような古くからの本を扱うようになって初めて知った喜びである。

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