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2008年1月

2008年1月31日 (木)

小さな紳士からのハガキ

去年の夏の増刷以来、ご好評につき期間を延長中の「帰ってきた保育社の甲虫図鑑」キャンペーン。4巻セットお買い上げの方にはクワガタがデザインされたオリジナルTシャツをプレゼントしています。※くわしくは保育社の「イチオシ商品」の「こっちもオススメ!」ページをご覧ください。(http://www.hoikusha.co.jp/recommend/

ところで先日、Tシャツをさしあげた方からうれしいハガキが届きました。

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Tシャツのお礼と「(博物館に行かないでも)家で虫を調べることができます」とのコメントが書いてありました。最初にハガキを受け取ったMさんは「わあ、うれしい!かわいい!」と思わず顔がほころびました。本当にこういうハガキをもらうとうれしいものです。と同時に、小学生の方なのに、「えらいなぁ」と関心してしまいました。きっと昆虫にも愛情をもって接しているのだろうなぁ。

「このハガキ、どうしましょう?」ということで、すぐ片付けるのはもったいないのでしばらくは打ち合わせテーブルに飾っておくことにしました。

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2008年1月30日 (水)

「リフォームミーティング」

昨年の後半から、なんだかんだと目の前の業務に追われて、社内でたいせつなことを後回しにしてしまっていた。それは「コミュニケーション」。自分では考えているつもりだったり、伝えているつもりでも、それはただの自分だけの「つもり」であったことがいくつもあった。また、私からの一方的なコミュニケーションで終わっていたこともあった。

「自律協働」をモットーに挙げていながら、自分自身がその環境を作り出すことをしていなかったと反省。オハズカシイ。そこで先日、ミーティングを行った。みんなの思っていること、背負っていることを出してもらって、気持ちを軽くしてもらおうと思い、私は名前を「荷おろしミーティング」(仮称)とした。いろんな意見が聞けてたいへん得るところが多かった。

こういったミーティングは今後も継続してもらおうと、ミーティングの名まえを考えてほしいと頼んだところ、このミーティングのきっかけを作ってくれた事務担当のSさんが「Reform meetingはどうでしょうか?」と提案してくれた。

Re:レスポンスィブルを勝手に略して=答える反応する意 form:計画などが出来上がるまたは作り上げる・・・・・・で、保育社の現状をさらに良くするために「改善するミーティング」。

「荷おろしミーティング」よりずっとスマートでいい! 初心を忘れず、保育社をもっともっといい会社に、そして自分自身もリフォームしていくのだ!

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2008年1月25日 (金)

原色昆虫図鑑 野草図鑑 増刷進めています!

長らく品切れを続けておりました「原色昆虫図鑑(上)(下)」ですが、ようやく増刷の手はずが整い、現在、2月下旬の出来(しゅったい)に向けて進行中です。もう少しだけお待ちください。昭和30年の初版から二度の増補改訂を含んで46刷(上巻)という昆虫好きには「定番」のベストセラーです。上巻は「甲虫編」で下巻は蝶と甲虫を除いた昆虫を取り上げています。下巻には保育社の得意技「検索図」も載っています。

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つづいて「検索入門 野草図鑑 全8巻」も現在品切れ中の巻を増刷進行中。こちらも2月下旬には全8巻まとめてのご購入が可能となります。ちなみに8巻とは①つる植物 ②ゆり ③すすき ④たんぽぽ ⑤すみれ ⑥おきなぐさ ⑦さくらそう ⑧はこべ です。

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「原色日本昆虫図鑑」「野草図鑑」ともに、準備が出来ましたら保育社ホームページの「イチオシ」のコーナーでお知らせいたします。

※原色日本植物図鑑 草本編(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)、木本編(Ⅰ・Ⅱ)もこの春に増刷を予定しています。こちらも時期が確定出来次第、ご案内いたします。 

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2008年1月18日 (金)

冬休みに読んだ本(5:おわり) 「経営パワーの危機」

冬休みに読んだ本のネタもそろそろ終わり(この日記もじつは休み中に書いています)。3冊くらいと思っていたら5冊くらいは読んでいた。でも最後はちょっと古い本。「経営パワーの危機 会社再建の企業変革ドラマ」(三枝匡著 日経ビジネス人文庫 743円+税)

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私は気に入った本を読んだら、読んだ時期を本の扉にメモっておくのだが、この本を見ると「2003年11月10日」と書いてある。だから最初に読んだのはもう4年以上前だ。でも、たぶんもう4、5回は読んでいる。読むたびにいろんなことを教えてくれる。最後に読んだのはたぶん去年の春ごろだ。 この本は、親会社から会社再建を任されて初めて経営に携わる主人公が苦労しながら一歩一歩前進していくドラマ。

最初に読んだときは、もともと三枝匡さんのファンとして、純粋にストーリーがおもしろかった。2度目、3度目と読んだときは、管理職と経営者の違いを感じながら読んだ。そして去年はこの本のストーリーとは業界も規模もまったく違うが、新たに会社経営に携わることになるにあたり、自分にどこまでできるだろうかと思いながら読んだ。そして、今年。まだまだ自分の至らぬところを教えてもらうような気持ちで読んだ。まだ8か月、もう8か月。アタマニコズ、アワテズ、アセラズ、アキラメズ、アテニセズ がんばっていこうと思う(あ、これは前の本に教えてもらったことだった:笑)。たぶんこの本はこれからも何度も手にすると思う。

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2008年1月17日 (木)

冬休みに読んだ本(4) 新幹線ガール 

年明けにふらりと立ち寄った書店でこんな本も買った。「新幹線ガール」(徳渕真利子著 メディアファクトリー 税込999円) 違う本を探していて目に入った。新幹線の社内販売で売上ナンバーワンに輝いたこの女性の話は朝日新聞の「天声人語」で紹介されて、私もそれを読んでいてこの本の存在も知っていたが(昨年の1月に刊行)、実物を手にしたのははじめてだった。 

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「あ、この本か」と手にして、パラパラと読み出したら、もう止まらなくなった。22歳のアルバイト(当時)の女性が書いたこの本には「働くとはどういうことか」が見事に書かれている。すばらしい本である。読んでいて途中で涙が出てきそうになった。「こういう本は立ち読みしてはいけない。買わなければ!」と私はレジに向かった。

保育社でも「自律協働」をモットーにあげているが(http://www.hoikusha.co.jp/company/recruit.html)、著者である徳渕真利子さんの働きかたはまさにそれを体現している。「お客さまのために」という一言から彼女の行動や思考が広がっている。彼女はアルバイトから、その後社員になっているから、彼女のフィールドはますます広がっていることと思う。本人は「自分はインストラクターよりもずっと現場でパーサーを続けたい」と書いているが、いずれにしても、きっとすばらしい指導者にもなるだろう。彼女のような一人ひとりの働きかたが、それまでの「車内販売」と認識されていた仕事を、飛行機のCAにも匹敵するような「パーサー」という仕事へ変えていく。いくら立派なマニュアルや制服を準備しても、それだけでは仕事の質は変わらない。やはり最後は「高い志をもった人」なのだ、どんな仕事だって。

ところで、「自分自身の仕事にもあてはまるぞ」と、おもしろくて思わずメモった箇所がある。「接客の5A」というところ。

アタマニクルナ アセルナ アワテルナ アキラメルナ アテニスルナ

最後の「アテニスルナ」は、先輩にすぐに頼ろうとせず、ワゴンを押すときは一人きりなので、自分で工夫したり判断するようにするということらしい。思わず笑ったが、でもこれは仕事をする上で真実である。ワゴンを押しているときはアルバイトも社員も、新人もベテランも客には関係ないからだ。

これを読んで新幹線に乗る楽しみが増えた。今度は「ナッツアンドチーズ」を買ってみよう。(笑)

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2008年1月15日 (火)

冬休みに読んだ本(3) 「すべては一杯のコーヒーから」

以前、見かけて読みたいと思いつつ、読んでいなかった本を書店で見つけた。

「すべては一杯のコーヒーから」(松田公太 新潮社 1300円+税)。松田公太氏はタリーズコーヒージャパンの代表取締役社長(兼チーフバリスタ)である。

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もう十年以上前になるが、仕事でNYに行ったとき、はじめて「スターバックス」に入り、おしゃれな店のスタイルとコーヒーのおいしさに感激し、「こんなコーヒーショップが日本にもあればいいのに!」と思った。それからしばらくして出張中に東京駅八重洲口の地下街でスターバックスを発見(1号店は銀座だったらしいが)。「あっやっぱり日本にも進出したんだな」と喜び、関西上陸に期待した。まもなくスタバは全国各地に店舗展開するようになった。

タリーズはスタバに遅れること1年の1997年に日本に上陸したコーヒー専門店だ。最初、タリーズを見たとき「おっ なんかスタバもどきの店ができたな」と思ったものだが、本書を読んでみると、松田公太氏はスタバが日本が上陸することを知らず、シアトルで飲んだタリーズのコーヒーのおいしさに感激し「ぜひ日本で店を開きたい」と思い交渉を進めているあいだにスタバが先に日本上陸してしまったようである。

本書を読む前から思っていたのだが、タリーズの接客はたしかに気持ちがいい。この本を読んでその理由がわかった。松田氏自身が手作りで作り上げてきたスピリッツがお店に脈づいているのだろう。高いレベルのサービスはマニュアルだけでは維持できない。そのマニュアルの奥にあるスピリッツが伝わるかどうかだ。急激に店舗が増えると、サービスの質がガクンと落ちることがよくあるが、それは店舗の拡大にサービスのスピリッツをもつ人材の拡大が間に合わないからである。

それにしても、起業にはどれだけの覚悟と情熱が必要かを教えてくれるにはこの本は最高である。すごいエネルギーである。私は最初、タリーズの社長が「銀行出身者」だと何かで読んだときに、銀行の資本で作られた会社だと勝手に思っていた。ところが松田氏は銀行を辞めた後、自分でビジネスの種を探し、アメリカへ単身飛んでタリーズのオーナーと契約を結び、自分のリスクの下、資金を調達して開業し、自ら店に立ってコーヒーを入れながら、ビジネスを拡大してきたのである。

同じころアメリカでコーヒーを飲んで「こんなコーヒーショップが日本にできたらいいなぁ」とのんびり考えていた男(私)もいれば、「こんなコーヒーショップを日本で作りたい」と思いすぐに行動する人もいるのだ。

こういった本は社会人はもちろんだが、大学生や高校生にも読んでほしい。「よし、俺もやってやろう!」なんて人材が続々と出てくるのではないだろうか。

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2008年1月13日 (日)

冬休みに読んだ本(2) 「虐待の家」

冬休みというか年末に読みきった本。

「虐待の家 義母は十五歳を餓死寸前まで追いつめた」(中央公論新社 1800円+税)。昔よくいっしょに仕事をしていただいたライターの佐藤万作子さんが去年の11月に出されたもの。

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2003年に大阪の岸和田市で起きた事件のルポである。当時、新聞やテレビ、雑誌で「中学3年生の義理の息子に食事も与えず、体重24キロになるまで放置・虐待し、意識不明状態に追い込んだ鬼畜のような義母」といった形で報道されたので、記憶にある人も多いと思う。

著者の佐藤さんは殺人未遂罪で起訴された加害者である母親と3年にわたり文通や面会で交流をもち、なぜこんな事件が起きてしまったのかを克明に分析している。

読んでみると私が思っていた母親像とはまったく違うものであった。この母親は2人の息子の義母となったとき、「自分がお母さんになって彼らのさみしさを埋めてあげたい」との思いをもち授業参観にも喜んで出かけ、愛情のこもった弁当を作ったりしていた。ところが夫である彼らの父親やその姑との関係から、年頃の息子たちとの関係も微妙なものになってくる。母親は完ぺき主義で正義感が強かったこと、自身も不幸な生い立ちで愛情のやりとりや表現がわからないまま大人になったこと・・・・・・なども、過度の「しつけ」につながっていったようである。

「狂気と正気」、「虐待の連鎖」といった言葉が読みながら思い浮かんだ。この母親が感じるようなことは、特別異常なことではなく、日ごろの子育てや親子関係、夫婦関係でも、どこにでもあるようなことである。子どもに対する期待や愛情から生まれる自分の働きかけが、相手には通じなかったり、自分の思いとは逆の反応をされると、愛情が怒りや憎しみに変わったり、自分のエゴを満たすために攻撃的になったりしてしまう、といったことは誰でも経験のあることではないだろうか。ただ、それをどこまで抑えることができるかは個人によって大きく差がある。いちばん不幸な例がこのような事件のケースだ。

また、「個人によって差がある」と言うものの、虐待の背景には、その親子関係だけでなく、それをとりまく夫婦関係、親族や近所に住む周囲との人間関係などが多く影響を与えている。けっして当事者「個人」だけの問題ではない。

家族をもつ自分に当てはめて、私がいちばん思ったのは、父親であり夫のありかたである。「男は外で稼いでくることが仕事で、家のことや子どものしつけは母親の仕事である」というスタンスは、単に男の責任の言い逃れであり、古い価値観にすがることにより現実に対峙しないずるい生きかたである。

この事件、裁判では父親、義母とも懲役14年の判決が出ている。

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2008年1月 9日 (水)

冬休みに読んだ本(1) 夢をかなえるゾウ

冬休みに3冊ほど本を読んだ。

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「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著 飛鳥新社)

妻にすすめられて読んだ。うまいつくりの本である。関西弁でしゃべるゾウの神様「ガネーシャ」と、いけてないサラリーマンが主人公である。ふざけた設定だが、もうそれが企画のスタートである。タイトルどおり、「夢をかなえるため」の指南書である。本書内にも書いてあるが、その内容はどこかのビジネス書(とくに自己啓発本)に書いてあるようなことばかりではある。しかも、下世話な話だ。

「食事は腹八分目に」「トイレそうじをしろ」「毎朝、全身鏡を見て身なりを整えろ」「プレゼントをして人を驚かせろ」「人の長所を盗め」・・・・・・。

これだけを見てもちっともおもしろくない。しかし、ユーモアセンスの良さと話の切り口、そしてわかりきったことを読む読者の心理を知って飽きさせない構成のうまさに、一気に読まされる。ビジネス書という範疇から飛び出しながら、内容はしっかりビジネス書。でも書店なら、文芸の棚でも実用書の棚でも置けそうだし。売れるだろうなぁ、というか実際売れているようだ。

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2008年1月 7日 (月)

カラーブックスの達人ブログ更新!

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

年末に「カラーブックスの達人」ブログが更新されました。今回は「日本人のルーツ」(残念ながら絶版)と「はにわの動物園」(在庫あります!)です。ぜひご覧ください。

Photo

http://hoikusha.txt-nifty.com/colorbooks/

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