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2008年1月17日 (木)

冬休みに読んだ本(4) 新幹線ガール 

年明けにふらりと立ち寄った書店でこんな本も買った。「新幹線ガール」(徳渕真利子著 メディアファクトリー 税込999円) 違う本を探していて目に入った。新幹線の社内販売で売上ナンバーワンに輝いたこの女性の話は朝日新聞の「天声人語」で紹介されて、私もそれを読んでいてこの本の存在も知っていたが(昨年の1月に刊行)、実物を手にしたのははじめてだった。 

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「あ、この本か」と手にして、パラパラと読み出したら、もう止まらなくなった。22歳のアルバイト(当時)の女性が書いたこの本には「働くとはどういうことか」が見事に書かれている。すばらしい本である。読んでいて途中で涙が出てきそうになった。「こういう本は立ち読みしてはいけない。買わなければ!」と私はレジに向かった。

保育社でも「自律協働」をモットーにあげているが(http://www.hoikusha.co.jp/company/recruit.html)、著者である徳渕真利子さんの働きかたはまさにそれを体現している。「お客さまのために」という一言から彼女の行動や思考が広がっている。彼女はアルバイトから、その後社員になっているから、彼女のフィールドはますます広がっていることと思う。本人は「自分はインストラクターよりもずっと現場でパーサーを続けたい」と書いているが、いずれにしても、きっとすばらしい指導者にもなるだろう。彼女のような一人ひとりの働きかたが、それまでの「車内販売」と認識されていた仕事を、飛行機のCAにも匹敵するような「パーサー」という仕事へ変えていく。いくら立派なマニュアルや制服を準備しても、それだけでは仕事の質は変わらない。やはり最後は「高い志をもった人」なのだ、どんな仕事だって。

ところで、「自分自身の仕事にもあてはまるぞ」と、おもしろくて思わずメモった箇所がある。「接客の5A」というところ。

アタマニクルナ アセルナ アワテルナ アキラメルナ アテニスルナ

最後の「アテニスルナ」は、先輩にすぐに頼ろうとせず、ワゴンを押すときは一人きりなので、自分で工夫したり判断するようにするということらしい。思わず笑ったが、でもこれは仕事をする上で真実である。ワゴンを押しているときはアルバイトも社員も、新人もベテランも客には関係ないからだ。

これを読んで新幹線に乗る楽しみが増えた。今度は「ナッツアンドチーズ」を買ってみよう。(笑)

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