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2008年9月

2008年9月27日 (土)

『後継社長という人生』

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書店でふと手にして読み始めたら半分くらい読んでしまったので、そのまま買ってしまった。

『後継社長という人生』(アタックスグループ著 かんき出版)。

生まれながらにしてオーナー会社の跡継ぎという人生はどんなものだろうか、
と保育社の社長になってから思いがめぐるようになった。

昔は「将来が決まってるからいいよな」くらいにしか思っていなかったが、
「将来、社長になる」と決まっている人生は、傍から見るより気楽なものではない。

この本にも書いてあるが、そもそも後継社長の絶対的なミッションとして
1)つぶさない
2)先代よりも成長させる
3)さらに次の世代にバトンタッチする
……がある。

よく会社や組織は3代目が大事と言われる。
創業者はもちろんたいへんである。
一代で終わることも多い。

しかし、成功すれば会社は創業者から次の経営者にバトンタッチされる。
これが後継社長である。
ただ2代目は創業社長といっしょに働き、その姿を見ていたりもするし、
まだ安定期である事業を引き継ぐことができることも多い。

ところが3代目は、創業の事業が衰退期に入っていたり、
創業時のプロセスや苦労を知らない世代になる。
そこで、事業にてこ入れをして、衰退期からまた成長期に戻すか、
新規事業を開拓していくことが3代目には求められることになる。
しかもつねに創業社長・2代目社長と比べられながら、である。

これは創業社長とはまた別の種類の苦労である。
これまで会社が進んできた、良くも悪くも既成の実績、社内外のしがらみなどに対して、
あらたな視点でもう一度評価をしなおすところからスタートしなければならない。

そして、新規事業を開拓していく点においては、
会社のインフラが整っているという利点はあるが、
創業社長と同じ苦労がある。

私の場合は、事業譲渡という形で
思いがけず保育社の3代目の社長になったが(前保育社とは別会社ではあるが)、
やはり保育社という名まえを受け継いだ限り、
社長としての3つのミッションは後継社長と同じである。
サラリーマン根性ではやっていけない。

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2008年9月20日 (土)

『ひなちゃんの日常』

本は読みたい。
でも仕事がらみとか、頭を使いそうなやつとか、分厚いのとか、
そんなのは避けたい気分のとき、マンガコーナーに行く。

先日もそんな気分でマンガコーナーに行ったとき、
笹Bさんが前に「おもしろいです」と言っていた
『ひなちゃんの日常』(南ひろこ 産経新聞出版)を見つけた。

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『グーグーだって猫である』も読みたいなと思っていたので、
どちらにしようかと思ったが、こちらにした。
(最近はすべてビニールに入っているので見て選べない。うーん、こういうときは出版人ではなく読者として“ビニールじゃまだな”(`ε´)と思う)

変則的な8コママンガ。
タイトルどおり、ひなちゃんの日常に心いやされる。
たとえば、
カメムシを見つけて「さわっちゃだめよ~くさいから」と
お母さんに言われたひなちゃんは
「じゃぁカメムシはお父さんにもお母さんにも、だれにもさわってもらえないのですか……」と
ホロホロと泣いたり……というマンガである。

ところどころ、
「これは大人の中の子ども像だなぁ」と思うようなところもないではないが、
小さな日常のエピソードに
子どもの純粋さやかわいさを見つけ出す(創り出す)感性は
さすが女性、男性には描けないだろうと思う。

また心に乾いた風が吹いたときは(゚ー゚; 2巻を読もう。

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2008年9月18日 (木)

検索フレーズランキング

最近、このブログの欄外の下のほうに『検索フレーズランキング』というのができています。
(前からあったのかもしれません、私が気づいたのが最近ということです。(゚ー゚;)

ココログさんのサービスなのでしょう。
これを見てるとどんな言葉でこのブログにたどり着いたのかがわかり、
おもしろいです。
思ってたようなことが書いてなくて、
期待はずれだった人もいるでしょうね。ごめんなさい!m(__)m

ちなみに今日のランキングは↓

検索フレーズランキング(9/18)
1位:保育 ゲーム
2位:保育しになれるなら
3位:へなしゅん
4位:理科工作図鑑 保育社
5位:不思議の勝ちあり 不思議の負けなし
6位:原色日本昆虫図鑑 保育社
7位:角川 100冊 買った
8位:バス イラスト
9位:平尾勇司
10位:ケアマネ 2007年度 過去問題集

日記を書いた私は、もちろんどの言葉も覚えがあります。
それにしても、
3位の「へなしゅん」がなぜ今日いきなり出てくるのか?
不思議に思って「へなちょこしゅん」氏のブログを見たら……
私のことを少し書いてくれていました。(*゚ー゚*)
http://shun.blog.mo-hawaii.com/(9/18付「動画しゅん起動」)

この彼のブログの影響なんでしょうか? どこがどうなって、この検索フレーズランキングにつながるのか・・・・・・単なる偶然なのかよくわかりません。
でも、それだけでこんなところにも影響があるとしたら、
インターネットの世界ってやっぱりすごいなぁと思います。

10年前に考えられなかったことが、
かんたんにできるようになっている。
いや、10年どころじゃないですね。
1、2年単位です。
このスピードに
容量も処理能力もピークを超えたこの頭がついて行くことはむずかしい!!!゚゚(´O`)°゚

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『ムーミン谷のひみつ』

じつは『ムーミン』が好きです。
先日、こんな本を見つけて読みました。
『ムーミン谷のひみつ』(冨原眞弓著 ちくま文庫)。

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子どものころに見たアニメの影響ではありません。
好きになったのは、どちらかと言えば、
大人になってからです。

好きなマンガの男の子のキャラクターは?と聞かれたら、
私はこの「ムーミントロール」と「バカボン」と答えます。(゚ー゚)

どちらも、ちょっとドン臭いけど、
純粋でやさしくて、クヨクヨするところもあるけど、
だけどいざというときには勇気があります。
後先考えずに、自分より強いものにだって向かっていきます。
すごく人間らしい(ムーミンは人間ではないけれども)男の子だからです。

ムーミンの話は、子ども向けというよりも、
もともとは大人向けの話だと思います。
昔のアニメのムーミンは(私が子どものころカルピス子ども劇場?でやっていたもの)
あまりにもキャラクターの「かわいさ」だけが強調されていて
かなり口当たりのよい、ある意味、毒のないものでした。

本来のムーミンのストーリーは非常に哲学的です。
あれがいい、これがいい、というようなはっきりしたことは書いていなくて、
すべてにおいて、どこかあいまいです。
そもそもムーミンやそのほかの登場人物自体がなにものかがわからない。(゚ー゚;

自由と孤独。
冒険と安定。
責任と無責任。
怒りと哀しみ。
……いろんなものが描かれていて、
どことなくいつもさみしい(色でいえば青白い世界)。

だけど、その背景には、
どんな苦境にも知恵と勇気をもって向かっていく強さみたいなものが
描かれているように思います。

この本ではそれぞれの登場人物のエピソードごとに、
ムーミンのストーリーがもつテーマを教えてくれます(私は今は『ムーミンパパ海へいく』での、ムーミンパパの焦りやさみしさが、父親として、男として、わかる気がします)。

ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンはスウェーデン生まれのフィンランド人。

ちなみに、フィンランドという国では
「夕方4時になれば仕事を終えて、土日は仕事をせず、夏休みは4週間以上とる」のが平均的」らしいです(『フィンランド 豊かさのメソッド:堀内都喜子著 集英社新書』。

そのフィンランドはOECDの生徒学習到達度調査の科学的リテラシーの分野で、2回続けて世界1位、
世界経済フォーラムの国際競争力ランキングでも2001年から4年連続1位だそうです。

みせかけの「ゆとり」ではなく、
生活に根付いたゆとりが、人間が本来もっている強さや知恵を
育てるのかもしれないとも思います。

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2008年9月15日 (月)

書店を歩くたのしさ

3連休。
この秋の新刊の刊行も控え、
いろいろやることがあるのだが1日は書店で本を見ることに費やした。

書店めぐりはとにかく楽しい。
いつもはゆっくりぶらぶら見て歩く時間がないので、目的が終わればできるだけ足早に立ち去るようにしているのだが、時間の制限のない休日はいい。

前は医療・看護のコーナーにいちばんに向かっていたが、
今もやはり最初に行くのは・・・・・・医療・看護コーナー。(笑)
習慣はなかなか変わらないものである。

最近、気になるのはやはり児童書のコーナー。
今度、10月に刊行する「親子の時間です!」シリーズは
6歳から9歳をおもな対象とした本。
幼稚園の年長さんから小学校の3年生くらいが対象。↓

http://www.hoikusha.co.jp/recommend/index.html

この年齢は、親が子どもに本を買い与える最後の数年だと思う。
高学年になると、好みもはっきりしてきて自分で本を選べるようになるから。
だから6歳から9歳は、
親子でいっしょに本を読む最後の数年間。
その時間をたいせつにしてほしいという思いで企画したのだが、
じつはそこをターゲットとした本は少ない。

類書がないということは、
それはそれで書店さんもどこのコーナーに置くのがよいのか迷うことにもなる。
今、うちの営業も事前注文をいただきに書店営業していて
好感触を得ているのだが、
私自身もどんな切り口で書店さんの店頭に並べてもらうのがいいのかなどと、
店頭を歩きながら考える。

児童書売り場のあとはケアマネジャーの試験対策本のコーナー。
10月の試験まであと1か月。書店の状況をチェック。

そしてそのあとは自然科学のコーナーへ。
11月に刊行予定の「生きもの摩訶ふしぎ図鑑」シリーズが
どさっと平積みされている様子を勝手にイメージしながら、
ひとりニンマリする(へんな客)。

……そんなことをしていると、2時間くらいはすぐ経つ。
だんだん疲れてきたし、おなかも減ってくる。
でも、最近読みたくなってきた「三国志」関連の本も見たいし……。
まだまだ「おもしろい本」が見つかるかもしれない。
あと少しだけ見てから……となかなか踏ん切りがつかないのは、パチンコ屋さんでなかなか席を立てないのと似ている。
(もっとも私はパチンコは大学受験前にはまって(゚ー゚;以来、していないのだが)

結局、いつも満足しきれないまま書店を後にするのだが、
こんな時間も幸せな時間である。

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2008年9月12日 (金)

『深海生物ファイル』著者、北村雄一さんから聞いた中国ネタ

保育社ではこの秋(10月後半)から、いよいよ新シリーズの刊行が目白押し!(といっても4冊・・・・・・しかしわれわれにとってはすごいことなのです!)

そのなかの1冊「深海魚摩訶ふしぎ図鑑」の著者、北村雄一さんから中国旅行中の話を聞いたので、

「その話、おもしろいのでブログに書いていいですか」と許可をもらいながら、ずっと書けずにいました。それが8月。オリンピック開催中にアップしておきたかった(^^;

ちなみに北村さんは深海魚ファンが泣いてよろこんだ(?)大ヒット『深海生物ファイル』(ネコ・パブリッシング刊)の著者。話を聞いているだけでいろいろおもしろくて、打ち合わせしていても脱線ばかりではあります。

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保育社から出る「深海魚摩訶ふしぎ図鑑」も現在、着々と編集中。これがまたおもしろいです! 深海魚ファンの方はもちろん、そうでない方も楽しめます!

……この話はまた追ってお知らせします。他にも先に出る本のことも紹介したいので!

で、中国ネタです。この夏に北村さんが中国に行ったときの話。

オリンピックの北京からはずいぶん離れていたところらしいですが、道幅が広くたくさんの車がビュンビュン走っていたそうです。しかも、かなり交通ルールを無視した運転で。

そこで北村さんが現地の運転手さんに聞いたそうです。

「こんな運転の車ばっかりじゃ、ずいぶん交通違反でつかまる人多いでしょうね!?」

すると運転手さん、平然と「いいや、多くないですよ」との答え。

「・・・・・・へぇー、そんなんですか。意外だなぁ」と驚く北村さんに、運転手さんがひと言。

「うん、その代わり事故は多いけどね

・・・・・・まことに中国らしい実話に、おもわず吹き出した私でした。

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