『豆腐』
カラーブックス880「健康を食べる–豆腐–」菅谷文則・友次淳子 共著(平成7年初版、在庫販売中)
保育社カラーブックスシリーズの魅力をたっぷりとご紹介する「カラーブックスの達人」ブログ。第111回目は、角に頭をぶつけたくなるカラーブックスをご紹介いたします。今回は、さよなら三角また来て四角な一冊、『豆腐』です。
私は豆腐が好き、というより豆乳が好きです。私の幼なじみにお豆腐屋さんの息子がいたのですが、彼は「毎朝できたての豆乳を飲んでから学校に行くんだ」と言っていて、とても羨ましく思ったことを思い出しました。小学生の頃、彼の家へ遊びに行ってお豆腐を造る仕事場を見せてもらいましたが、コンクリ造りの大きな水槽(という名前なのか分かりませんが…)、使い続けて磨耗した木型、大きな重石など、いかにも「昔ながらのお豆腐屋さん」という雰囲気で、今でもその様子が脳裏に焼き付いています。最近の私はと言えば、もっぱらスーパーなどで量産品の豆腐を買うことがほとんどなのですが、たまにはお豆腐屋さんで手造りの豆腐を買ってみようと思います。
閑話休題。今回ご紹介するカラーブックスは、そんな豆腐の魅力と歴史、種類、そして料理法までを紹介した豆腐づくしな一冊です。著者は、滋賀県立大学人間文化学部教授の菅谷文則氏と、大阪城南女子短期大学生活学科助教授の友次淳子氏。著者は、「はじめに」で以下のように語っております。
「豆腐は白く、四角いものであると、多くの人は思っている。また胡麻豆腐も、その名前から豆腐のなかまと思っておられる人も多い。豆腐は、大豆などの高蛋白の植物種子を煮て、臼ですりつぶし、ニガリなどの凝固剤を加えて、固めたもので、黒豆を原料とすれば黒い豆腐が、緑豆を用いれば緑の豆腐ができる。かたくり粉などを用いて、ひき胡麻を固めた胡麻豆腐や玉子豆腐は伝統的な豆腐のなかまに含めることはできない。」
たしかに、玉子豆腐や胡麻豆腐を白い豆腐と同列に扱うのは無理があるのかもしれません。でも、私はどちらも大好きです。そして、たとえ邪道だとしても、あの種類のものを「豆腐」と呼ぶことに抵抗はありません。この豆腐という言葉は、私たちの生活の中に溶け込んだ料理をすべて受け入れるだけの器の大きさがあるような気がします。さあ、いつ食べても美味しい豆腐に飛び込んで、豆腐まみれになってみようではありませんか。このカラーブックスを読めば、身体の髄まで豆腐に浸かること間違い無しです。それでは、イッツ・ア・豆腐ワールドへ出発進行!
↑「中国・ウルムチ博物館前の自由市場の豆腐バザール」おもてに豆腐を出しっ放しにしておくなんて、さすがは中国。これは豆腐を切ってるところなんでしょうか? まさか、手に持ったビニール袋にそのまま入れるんじゃないでしょうね…。
↑「六浄豆腐」(山形県)中華のクラゲ?かつおぶし?いいえ、豆腐です。おそらく、これは薄く切った豆腐を干して、料理するときに戻して食べる保存食だな。いや、何もキャプションがついてないので、あくまで想像。
↑大昔の中国の厨房の様子
とても分かりやすい絵なんだけど、どこで豆腐を造ってるんだろ? 下の山みたいになってるのが豆腐なのかな。豆腐とまったく関係ないけど、上の方の肉の絵、いい味でてるなぁ。豚の頭が笑ってるし。
↑ちょっとしたパーティー
誕生日に、新築祝いに、入学式に、父の日に、こんな豆腐料理はいかがですか。いりませんか、そうですか、わかりました。
↑豆腐づくり
お豆腐ができるまでを紹介した図版。そうそう、私が見た友人の豆腐屋さんもこんな感じでした。そういえば、よく「おから」を回収するトラックが来ていたっけ。ああ、懐かしい。
さて、いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介いたしました『豆腐』はまだ在庫がございます、この機会に是非どうぞ。ご購入希望の方はコチラ←から。今回は、健康一番やっぱり豆腐な一冊『豆腐』のご紹介でした。
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