« 『禅』 | トップページ | 『海釣り』 »

2008年4月30日 (水)

『テーブルマナー』

Img_3903_2

カラーブックス126「テーブルマナー」石倉 豊著(昭和42年初版、絶賛発売中)

保育社カラーブックスシリーズの魅力をたっぷりとご紹介する「カラーブックスの達人」ブログ。第14回目も予想通り、ロングセラーを続けているカラーブックスをご紹介いたします。今回は、美しいカラー写真の宝庫『テーブルマナー』です。

「テーブルマナーは決してむずかしいものではなく、昔からの習慣のうち良いものが残され、良くないものが削られ、テーブルのディナーをおいしく楽しむ目的で生まれたものです。マナーにも宮廷風、イギリス風、アメリカ調から、船会社が伝統的に行っているものなど、かなりの種類がありますが、最も現代風のものをとって説明しました」と「はじめに」で語るのは、この本の著者であり、雅叙園観光ホテル取締役支配人(当時)を務め、サンフランシスコのシアターレストラン「カブキ」の東京支社長なども兼ねていた、飲食業界のプロフェッショナル石倉豊氏です。洋食のマナー、ホテルのマナー、海外旅行のマナー、フルコースディナー、和食のマナー、中華料理のマナー、といった具合に、料理の種類ごとにマナーの詳細を解説しています。実用の書として、現在も販売されているマナー教本のロングセラーです。

Img_3916


さて、当連載の賢明な読者諸氏であれば、本書をただのマナー本として取り上げていないことは、すでに察しがついていることと思います。本書最大の魅力、それはカラーブックスならではの「美しく鮮やかな原色写真の数々」に他なりません。ここでは、高度経済成長期と大阪万博開幕のちょうど中間に位置する時代の華やかさがたっぷり詰まった「くどくどしいまでに美しい」カラー図版をご紹介いたします。濃く盛り気味の原色インクと、目がチカチカするような色彩のインテリア、けして美味しそうには見えないけれど豪奢な空気は伝わってくる料理写真などを存分にお楽しみください。

Img_3912

↑カゴに盛られたフルーツ。壁紙、テーブルクロス、添えられたカーネーション、どこもかしこも原色でお腹いっぱい

Img_3905

↑カクテル・パーティーの様子。豪華な食事、派手な着物、長い付けマツゲ、バタ臭い七三分けの男性。これだけそろえば、もう何もいらない

Img_3909

↑ナプキンの使い方。「葵の御紋」に「五三の桐」、そんな家紋攻めレストラン。折衷文化の醍醐味ここにあり

Img_3914

↑持ち回りの受けかた。そうです、この淑女のファッションと、焼豚のテリと、芽キャベツの緑と、にんじんグラッセのオレンジがこの写真の全て

Img_3923

↑「この時代における洋酒とはなにか?」その答えを象徴している一枚

いかがでしたでしょうか。スペースの都合上、全ての写真をご紹介することはできませんが、まだまだ素晴らしい図版が満載の「テーブルマナー」は現在でも絶賛発売中です。ポケットにそっと忍ばせて、ちょっとクラシックなホテルのディナーを楽しみたくなる、そんな一冊です。ご購入はコチラから←。今回は、一家に一冊置いておきたい「テーブルマナー」のご紹介でした。

|

« 『禅』 | トップページ | 『海釣り』 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/222326/41049891

この記事へのトラックバック一覧です: 『テーブルマナー』:

« 『禅』 | トップページ | 『海釣り』 »