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2009年4月30日 (木)

『森林浴入門』

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カラーブックス709「森林浴入門」神山恵三 監修・高橋 良孝 著(昭和61年初版、現在絶版)

保育社カラーブックスシリーズの魅力をたっぷりとご紹介する「カラーブックスの達人」ブログ。第39回目も、すがすがしくなるカラーブックスをご紹介いたします。今回は、吸って〜吐いて〜深呼吸〜な一冊『森林浴入門』です。

監修者である神山恵三氏は、気象庁気象研究所室長、東京農工大学教授を歴任した医学博士で、緑の文明学会監事、日本生物環境調節学会などの評議員を務められたお方。『植物の不思議な力=フィトンチッド』『森の不思議』『森は効く』など森林や自然に関する著者もあります。その神山氏は「はじめに」で以下のように語っております。

「深い森は深い森で、都市の片すみの、森ともいえないような緑でもそれなりに、グリーンは私たちの気持をなごませてくれます。一木一草に、そこに住む小動物にと、心を向けて問いかけてゆくと、樹々は私たちに何か答えてくれるものです。森林浴はいわばそうした問いかけのひとつなのです。」

森林浴とは、植物や自然へ心を向ける問いかけ…深いじゃありませんか。そう、本書には、森と親しみ、森に学び、森から何かをもらうための様々な手法が紹介されています。「グリーンシャワー」「森で健康づくり」「森林浴の実際」「特選・森林浴の森」「森林浴の健康学」など、目次を読んでいるだけでもワクワク、そして健やかな気分になってしまいます。

さて、そんな爽やかな一冊ではありますが、カラー図版へのツッコミが身上のこのブログ、1986年というバブル前夜のノホホンな時代のカラーブックスが面白くないわけがありません。例によって、面白そうな図版をいくつかご紹介してまいりましょう。

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↑「グリーンシャワー」…これ以上、森林浴を見事に表す図版が他にあるでしょうか。全裸の子、そして同じくほとんど全裸に近い母…その上に容赦なく躍る「グリーンシャワー」の文字。これはもはや、森林浴の「ピエタ」です。

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↑森で遊ぶ アーチェリーは人間の狩猟本能を呼び醒します。でも、森林浴との関連は…ちょっと強引です。それにしても、左の三人は手持ち無沙汰。「長いなー、早く終わんないかなー」

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↑ヨーロッパでさかんな芝生のスポーツ「ペタンク」。カーリングに似ているそうですが、氷の上でなくてもできるので一年中楽しむことができます。しかし、これは…もはや…森林浴ではないような…。

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↑和歌山県、紀伊半島南部にあり、タブ、クスなどの典型的な広葉樹林と竹林が多く、アスレチックスや薬草展示場などもある「高田の里」。左の手作り看板文字がいい味出してます。それにしても右から2番目の子は、地味なカリアゲながらスゴい服を…。


いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介した『森林浴入門』は残念ながら絶版なのですが、以前ご紹介した『植物故事ことわざ』の著者、近藤浩文さんのカラーブックス『木の名・草の名』はまだ絶賛発売中ですので、是非ともお買い求めください。森林浴をしながら、植物の名前を覚えるのは楽しいですよ! 中身の見本とご購入はコチラから←。今回は、全身にそそぐグリンシャワー!『森林浴入門』のご紹介でした。

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