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2009年11月30日 (月)

英文版『JAPAN』

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カラーブックス16「JAPAN」保育社編集部 著 ドン・ケニー 訳(昭和44年初版、発売中)

保育社カラーブックスシリーズの魅力をたっぷりとご紹介する「カラーブックスの達人」ブログ。第53回目は、日本のことがよくわかる外国人様向けのカラーブックスをご紹介いたします。今回は、ゲイシャ、フジヤマ、ウタマロな一冊『JAPAN』です。

外国人(欧米人)による、日本や中国などのアジア圏のイメージが誇張されて描かれた映画のワンシーンや商品パッケージ、イメージ画などを見た事はありませんか? 頭に巨大なカンザシを刺して長いキセルを吸っているハダケた着物の花魁風女性、チョンマゲにマワシの力士風男性、首からカメラを下げて出っ歯で笑うメガネのサラリーマン、空手家と忍者と柔道家が一つになったような千葉真一&ショー・コスギ系の格闘家、ベトナム風すげ笠をかぶった男性が船を漕ぐ海には厳島神社に似た鳥居が浮かび、藤娘と舞妓さんが太鼓橋の前に立つ背景には富士山から初日の出が…。どれも現実の日本とはほど遠く、苦笑いするしかないものばかりですが、つい30年前まで「日本人は全員チョンマゲで、企業はソニーしかないと思っていた」というフランス人女性が身近にいましたから、あながち例え話だけとも言い切れないのです。最近では、オーストラリア人が東北の山で遭難したというニュースもあったように、欧米人にとって日本はエキゾチックな魅力に溢れた「黄金の国」であり続けているのかもしれません。今はオタクの街・秋葉原や渋谷のセンター街などが、日本のイメージになっているのかもしれませんが。

さて、今回ご紹介するカラーブックスは、20年以上日本で生活をし、日本文化に精通している大学教授ドン・ケニー氏が翻訳をとつめた、日本を紹介するための英文版カラーブックス『JAPAN』です。京都の平安神宮が表紙を飾るこの一冊には、京都をはじめとした古都ならではの有形文化、歌舞伎や能の無形文化、そして現代の日本(といっても、初版の1969年の日本ですが)が美しいカラー写真で紹介されています。日本に初めて来るという方やまだ日本に行った事のないという外国人の方には、まさにうってつけの一冊といえるでしょう。英語を勉強したい方、日本の文化を英語で学びたいという方にもお薦めです。さて、百聞は一見にしかず、美しい日本のカラー図版に酔いしれてください。

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↑茶の湯
まるで人工着色のような写真の女性は意外と十代だったりして。ここで外国人がひとこと「ケッコウナオ手前デ」

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↑スキヤキ、テンプラ
やはり日本食の代表といえば、寿司、天麩羅、すき焼きですよね。あれ、寿司がないぞ! ホットプレートではなく、昔風のすき焼き鍋がいい味出してます

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↑歌舞伎
若くりりしい男伊達、助六。大きな声で叫びましょう、「成田屋!」 海老蔵さん、おめでとうございます

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↑今日(こんにち)の日本
出来たばかりの成田空港を空撮。 あれ、この本が出来た当時は羽田しかないはずだけど。
そうだ、うちにあるこの本は25刷(1982)だからか。現在は44刷(1998)が発売中です

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↑伊丹空港
成田から一気に大阪へやってまいりました。全日空機のマークが古いですね。
しかし、昔はダビンチの発明したプロペラ機みたいなのがANAのシンボルだったとは!

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↑札幌雪まつり
外国人向けの本だからでしょうけど、よりによって歌舞伎なのが笑えます。
しかし、よく出来てるなぁ

さて、いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介いたしました『JAPAN』は、嬉しいことに現在も購入が可能です。これを機会に是非ごらんください、そして外国人の方にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。保育社さんの購入ページでお求めになれます。ご購入希望の方はコチラ←から。今回は、コンニチワ、サヨナラ、コレイクラ?な一冊『JAPAN』のご紹介でした。

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