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2010年8月14日 (土)

『ぬいぐるみ』

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カラーブックス242「ぬいぐるみ」河原フミコ 著(昭和47年初版、現在絶版)

保育社カラーブックスシリーズの魅力をたっぷりとご紹介する「カラーブックスの達人」ブログ。第69回目は、フワフワ・フカフカなカラーブックスをご紹介いたします。今回は、ファンシーでファンキーな一冊『ぬいぐるみ』です。

今回ご紹介する『ぬいぐるみ』は、単にぬいぐるみの歴史や種類を紹介する本ではありません。実際に可愛いぬいぐるみを作るための、実用の書です。型紙の形からフエルトの色、縫い方まで、すべてその通りに作れば、本に掲載されている、ちょっと昭和チックなぬいぐるみが簡単にできてしまうのです。今どきのファンシーとセンスは違いますが、今見ても魅力的なデザインだと思いませんか? 高度成長期時代の子どもの膝に付けられていた「アップリケ」や「膝あて」のような可愛らしいデザインは、今見ても新鮮でポップですね。著者は、カラーブックス『イラスト入門』著者の河原淳氏の奥様で、手芸家の河原フミコ氏。著者は、「はじめに」で以下のように語っております。

「うまく作ろうと背のびをするよりは、心をこめて製作するほうが、楽しく美しい。ぬいぐるみや編みぐるみは、家族ぐるみ愛でくるみ、恋人ぐるみハートでくるみます。さあ、気軽く作ってみましょう。」

たしかに、ぬいぐるみは「可愛らしさ」「愛情」も完成度の重要な要素ですよね。まずは誰かのために(自分のためでもいいのですが)、心を込めて作ってみる…ぬいぐるみにもその感情が反映されてくるような気がいたします。

では、ここで本書に掲載された素晴らしいカラー図版の数々をご紹介いたしましょう。パステルカラーのファンシーグッズがハビコル昨今ですが、昭和40年代独特の毒々しい原色ファンシーも捨てたものではありません。著者自身のデザインセンスが光りまくる、いかにも昭和なメルヘン世界を存分にご堪能ください。

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↑てるてる坊主〈4人きょうだい〉
「雨の日は窓に、晴れの日は机の横に……」
こんな「てるてる坊主」見た事ない! 今なら、ソニープラザとかブルーブルーエとかで売れそうなモダン・てるてる。こんな花柄の布、もうないだろうなー。
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↑照れ屋のひつじさん
「「あれ、わたしを作るの!? 恥ずかしいわ」といいたげな表情です。」横縞のボディに黄色い顔、蒼い角…こんなひつじさんがいたら…逢いたい!
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↑星の好きなモウ君
こちらはボディが蒼い、赤鼻の牛さん。それにしても体中に星…イカしてます。
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↑われらドラねこ一家
「おや、坊やのしまTシャツも、子ねこに変身。コットンジャージーで、いろんなねこが…。」黒バックにヴィヴィットな色、まるでNHK教育の人形劇番組みたいな配色。
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↑わんぱくワン君
「教育ママの出現によってわんぱく小僧は減ってしまったけれど、わんぱくっぽい動物は人気の的です。」この色使いは、私のような凡人には思いつきません…。
 耳がてるてる坊主の左端と一緒。

さて、いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介いたしました『ぬいぐるみ』は残念なことに絶版ですが、「おりがみ」などの趣味のカラーブックスは多種類があり絶賛発売中ですので是非ごらんください。ご購入希望の方はコチラ←から。今回は、ベッドのおともな一冊『ぬいぐるみ』のご紹介でした。

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