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2011年5月31日 (火)

『愛玩犬』

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カラーブックス165「愛玩犬」大野 淳一 著(昭和44年初版、絶版

保育社カラーブックスシリーズの魅力をたっぷりとご紹介する「カラーブックスの達人」ブログ。第88回目は、ワンワン!キャンキャン!バウバウ!なカラーブックスをご紹介いたします。今回は、読むだけで家族の一員に迎えたくなる一冊『愛玩犬』です。

私の実家は、今までトータルで3匹の犬を飼っていたのですが、いずれも庭に鎖を付けられて飼っていた室外犬でした。ですから、家の中で家族の一員として暮していた、というよりも、家の外で「番犬」として見張りをしていた、という印象だったのです。そして、友人の家に行くと、人懐っこくソファや飼い主の膝の上でじゃれる室内犬を見るたびに、少々うらやましく思ったりしたものです。私はオバQよろしく、はげしく吼える犬としつこくじゃれてくる犬が苦手なのですが、これも室内犬を飼っていたら、もっと犬のことが好きになっていたんだろうなーと思うのでありました。

今回は、そんな可愛い室内犬をはじめ、世界中のお宅で愛されている「愛玩犬」を集めたカラーブックスのご紹介です。著者は、総合犬種団体「日本カナインクラブ」理事長(発行当時)であった大野淳一氏。大野氏は「はじめに」で以下のように語っております。

「“犬ブーム”も最近はいよいよ盛んになっています。(中略)流行の原因は、私たちの生活が豊かになったことにもよりますが、最大の理由はかわいくて、人を信頼するミニ・ドッグそのものがエレガントで美しいことと、しかも私たちといっしょに生活し家族を楽しませるばかりでなく、飼いやすいという魅力と特性を持っているからです。」

たしかに、今はまさにペットブーム。子どものいない夫婦、一人暮らしの人などが、家族の一員として愛玩犬を家に迎え入れている現象は、初版発行当時の1969年頃から始まっていたのかもしれません。それこそ昭和40年代にはお座敷犬・スピッツが一大ブームを巻き起こした時代…、最近ではチワワが消費者金融のCMで使われてブームになりましたが、これも同じような現象なのでありましょう。さて、素敵なカラー図版が魅力のカラーブックスを開けば、昭和の空気を感じさせる可愛いお犬様ギャラリーのはじまりです。ドックフードをパクつきながら歩き、棒に当たってご覧下さい。
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↑チワワ
ポケットに入ってしまう小さなチワワ。(左のチワワ→)「アハハー、こっちのセーターの方があったかいぞー! いいだろう!」(右のチワワ→)「くそー…うらやましいなぁ」。さぁ飼い主さん、どーする?!
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↑ベドリントン・テリア
小ヒツジのように毛を刈り込む習慣があるという、イングランドのノーザンバーランド地方産の犬。この哀愁漂う切ない表情がタマラナイ。「ハァ〜(溜息)。こんな毛じゃ、とてもコートにならないよなぁ」
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↑フレンチ・ブルドッグ
ブルドッグの子孫で、大きく先の丸い蝙蝠形の耳が特徴。「えっ! 今、モデルになりませんか?って言わなかった?」
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↑ヨークシャー・テリア
はじめは工業地帯で織工たちに愛され、のちにビクトリア朝後期の貴族や富裕層の貴婦人たちのペットとして愛されたという。「あら、何、写真? カラーブックス? ええ、撮ってもよくってよ(二匹同時に)」
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↑トーイ・プードル
「尾先の毛を丸い房玉のように残し、後頭部の毛を赤やブルーのリボンで結んでやる習慣は、いかにも婦人犬にふさわしい装いです。しかし、これは昔、プードルが水辺の猟犬であったころ、鳥や獣と誤認されないための目印にした遺風であることを知っている人は少ないでしょう。」カワイイ犬にもトリビアあり。関係ないけど、昭和を感じさせるイイ壁だなぁ。

さて、いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介いたしました『愛玩犬』は、残念なことに絶版ですが、自然と科学のカラーブックス(「ねこ」や「熱帯魚」など)は在庫がございますので是非どうぞ。ご購入希望の方はコチラ←から。今回は、ウルウルした瞳に思わずヤラレる『愛玩犬』のご紹介でした。

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