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2012年2月20日 (月)

『しょうゆクッキング』

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カラーブックス609「しょうゆクッキング 健康食百科②」河野 友美 著(昭和58年初版、現在絶版)

保育社カラーブックスシリーズの魅力をたっぷりとご紹介する「カラーブックスの達人」ブログ。第105回目は、日本人に生まれて良かったな〜と思うカラーブックスをご紹介いたします。今回は、なぜか「むらさき」色が好きになる予感がする一冊、『しょうゆクッキング』です。

醤油、しょうゆ、SHOYU…、ああ、なんという素晴らしい調味料なのでしょうか。私は醤油を毎日のように味わっています、なってったって日本人ですから。朝ご飯の卵に、昼食のおかずに、晩ご飯の納豆に、おやつの煎餅に、サラダのドレッシングに…、日本人にとって「醤油」は無くてはならない必需品の調味料と言っても過言ではないと思います。
 昨年の2月、金沢へ行く機会があり、市の中心地から外れた港近くの昔ながらの醤油醸造所で醤油を購入いたしました。直営の売店で瓶に入った「さしみ醤油」とペットボトルに入った「特選醤油」を購入したのですが、その売店の一角に「しょうゆソフトクリーム」なるものを販売しているコーナーがありました。どうやら醤油を練り込んであるソフトクリームのようなのですが、かえって甘みが増して美味しいのです。子どもの頃、学研の「ひみつシリーズ」に『発明・発見のひみつ』という巻があるのですが、その中でアイスの上に醤油を一滴たらして食べるという話が載っていたことを思い出しました。それが妙に美味しそうに感じられたのです。実際に自分でも試してみたのですが、どうもうまく一滴だけたらすことができず、醤油さしからドボッ!と醤油がたれてしまい、ちっとも美味しくなかったことがありました。大人になった今でも、いつかは一滴だけ醤油をたらして甘みの強くなったアイスを食べてみたいと思っています。

閑話休題。今回ご紹介するカラーブックスは、そんな醤油を使ったレシピで作った料理だけを紹介した、ソイソースバンザイな一冊です。著者は、カラーブックスの『栄養手帖』の著者でもあり、大阪薫英女子短期大学教授をつとめていた河野友美氏。河野氏は、「はじめに」で以下のように語っております。

「しょうゆが世界の調味料になってきていることは、最近の話題の一つです。その裏には、しょうゆが、スパイスとして料理の中で使われていることがあげられます。しょうゆがスパイスというと、日本人にとっては、どこか違和感がありますが、これからの日本、いや世界は、しょうゆをスパイスとして使うことが、食料の面でも必要になってくると思われます。それは、人口に対する食料供給量の絶対的な不足です。当然、食料のやりくりが必要です。そういった場合、食べ物をおいしくする必要がどうしても生じます。その主役の一つとして、しょうゆはきっと活躍するはずです。そこで、しょうゆをもう一度、新しい目で見直してみることにしました。」

たしかに、醤油は美味しいです。世界中の人々も、その美味しさを認めていると私も思います。いよいよ日本文化が世界の人々に役立つ時がやってきたのかもしれません。LOVE&SHOYU…、醤油は世界を救う。それでは、そんな世界をすくう和製スパイスを使った、スパイスの効いたカラー画像をたっぷりとご堪能ください。
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↑イギリス風農夫のパイ
しょうゆを含ませたスコーンの載った、田舎らしい大雑把な感じのパイがたまりません。なんか風刺の効いたイラストが下に敷いてあるのが気になって仕方がない。
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↑マッシュルームのしょうゆ漬け、豆腐入りほうれん草のパイ
マッシュルームをしょうゆに漬けたら茶色くなったよ、和風ピクルスのようなものって言ったらいいのかな。ほうれん草のパイは、しょうゆ大さじ1しか使わないよ。そんなんでいいのかな…。
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↑グレープフルーツゼリー&ハニーしょうゆゼリー
私から一生のお願いです、頼むから醤油ゼリーを載せずにそのまま食べさせてください。いや、これ本当に醤油いらないですから。
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↑グレープフルーツのしょうゆバターケーキ&シュー・ア・ラ・しょうゆクリーム
いやいやいや、どっちのデザートにしろ、要らないですから、醤油。普通に食べさせてくださいよ、本当に。え、美味しいって? いえいえいえ、どーぞどーぞ、私は遠慮します。
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↑コンプラしょうゆ瓶
「江戸時代、しょうゆはすでにヨーロッパへ輸出されていました。このときに、しょうゆを入れる容器として使われていたのが写真のような陶器のつぼです。これにしょうゆを入れた後、木栓をし、樹脂のようなもので密栓をしたようです」コノコロカラ、ショーユハ、ガイコクジンニシタシマレテイタノデスネ。酒のトックリみたいだけど、なんだかカッコイイですね。

さて、いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介いたしました『しょうゆクッキング』は絶版ですが、料理・味のカラーブックスはまだ在庫がございますので是非どうぞ。ご購入希望の方はコチラ←から。今回は、醤油を海外旅行へ持って行きたくなる『しょうゆクッキング』のご紹介でした。

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