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2013年3月31日 (日)

『讃岐 味どころ』

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カラーブックス703「讃岐 味どころ」 泉 忠夫 著(昭和61年初版、現在品切れ)

保育社カラーブックスシリーズの魅力をたっぷりとご紹介する「カラーブックスの達人」ブログ。第131回目は、おもわず「ぶっかけ」たくなるカラーブックスをご紹介いたします。今回は、歯ごたえ噛みごたえ充分な一冊、『讃岐 味どころ』です。

先日、野暮用で香川県と徳島県へ行ってまいりました。香川へは5年ぶり、徳島は生まれて初めて訪れたのですが、どの場所でも美味しい料理にありつけて大満足の四国滞在でした。香川といえば讃岐国、讃岐といえばうどん、美味しい「さぬきうどん」を今回も食してまいりました。前回の香川では3軒ほどうどん屋を回ったのですが、今回は時間がなく、1軒だけうどん屋へ寄りました。こんぴらさん(金刀比羅宮)の参道沿いにある「こんぴらうどん」は、築百数十年の「さくらや旅館」という元旅館の建物を改装して営業している老舗のさぬきうどん店。創業65年とのことです。ここの名物「しょうゆうどん」は、温めたうどんにねぎ、生姜、テンカス、花かつおをのせ、特製のだししょうゆを少しかけ、よくまぜていただきます。この特製だししょうゆが絶妙で、しょっぱすぎず、甘すぎず、クセになるお味でした。こんぴらうどんは、インターネット通販でも買うことができますので、気になった方は是非。あ、ちなみにお店の回し者ではございません、念のため。

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↑写真は、温玉ぶっかけうどん

閑話休題。今回ご紹介するカラーブックスは、そんな香川の食の魅力をたっぷりと紹介した「さぬきグルメマップ」な一冊です。著者は、西日本放送アナウンサーを経て、ラジオ局プロデューサーだった泉忠夫氏。泉氏は、「はじめに」で以下のように語っております。

「讃岐人でうどんについて一言ない人はいない。ある店がよかったと言えば、たちまちそんなところよりはあすこという反論が返ってくる。今回の取材でも、しょっちゅう、快い嘲笑にあった。どうかあとは、ご自分でうどんの旅をしていただきたい。」

たしかに、うちの弟の嫁さんが讃岐人なのですが、地元民はうどんについて並々ならぬ思いがあるということを教えてくれました。それぞれにお気に入りの店があり、そしてほぼ毎日食しているという日常食、さぬきうどん。さらに知りたくなった方は「恐るべきさぬきうどん」(新潮文庫、絶版が残念)という名著をご一読ください。今回ご紹介するカラーブックスは、そんなさぬきうどんから魚料理、洋食や割烹、喫茶までを紹介した、文字通り香川県グルメガイド(86年度版)です。今は閉店してしまったお店も多いでしょうが、このブログがただのガイド本を紹介するわけがありません。昭和の雰囲気がバッチリ閉じ込められたカラーブックスのカラー写真をご紹介するのが真の目的。ここでも、いかにもな昭和写真の数々をご堪能ください。ズルズルズルズル…(うどんをすする音)

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↑プラザ(レストラン)
「暇があるとここに来ている。ここからは女木、男木、小豆島、晴れた日には瀬戸大橋も本州の山脈も見える。太陽の光と海の色をグラスに受けてゆるゆると飲む。」女子大生ブームの残党か、はたまたB&Bの残り香か、クシャクシャヘアーが瀬戸内海によく映える。
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↑ステーキハウス千萬(ちまん)
「煉瓦や銅を使い、照明も少し落とした店内。インテリア代わりに並べられたアクセサリー類が、心にくいほど似合っている。」松方弘樹と梅宮辰夫がグラスをかたむけ「バブルスター!」そんな男気あふれるステーキ店。
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↑更科(そば)
え!讃岐なのに、おそば?! 東京ではおなじみの更科そば。そば粉は、大阪や信州から取り寄せているというこだわりっぷり。昭和26年開業の老舗で、伝統の味を守り続けている。3枚くらい食べちゃいそうな、素敵なファッションのオネーチャンが印象的。
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↑酔灯屋(すいとうや)洋風割烹
「好きですか?を福岡弁で言うと「すいとうや」。この店の名前は、それに漢字をあてたもの」。濃い顔の客に、気の良さそうなマスターが料理を運ぶ。出てくる料理は和食でも、店の内装、西洋風。焼酎ブームを先取りし、当時から150種類の焼酎を取り扱っていたその心意気やよし。
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↑べべんこ(しゃぶしゃぶ)
「お腹がおきた、とは讃岐の方言で、満腹だということ。べべんこ、これは仔牛のことである」桑田真澄風の彼氏と、早見優風の彼女が食すしゃぶしゃぶ写真を見ているだけで、お腹がおきること間違いなし!
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↑道頓堀(割烹)
「和牛肉の叩き“すてえき”は、なまじっかな肉料理専門店で食べるよりうまいほど。」まるで兄弟のようなデップリおじさんたちが、ドッシリとカウンターでコッテリした料理をタップリといただく。
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↑長江(中華)
「おまかせのコースにする人がほとんどで、行く度に違う味に出会えるのがうれしい。讃岐の五目寿司をヒントにした、具だくさんの冷麺は夏場のおすすめ品。」テクノカットの若者たちが食すのは、主人の実験料理…失礼、アイデア料理か。

さて、いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介いたしました『讃岐 味どころ』は品切れ中ですが、味めぐりのカラーブックスは在庫があるようです。この機会に是非どうぞ。ご購入希望の方はコチラ←から。今回は、今度行ったときはうどん屋めぐりをしたくなる『讃岐 味どころ』のご紹介でした。

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コメント

田端は頻尿(^○^)

投稿: | 2013年4月13日 (土) 07時35分

失礼ながら、アクセス解析で生ログを調べさせていただきました。docomo P-02Cをお使いの方ですね、私の周囲でこの機種を使っている方を調べれば、あなたがどなたかわかってしまいますね。うすうすわかっていますが…。

投稿: 田端宏章 | 2013年4月13日 (土) 22時59分

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